会員の方々には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は学校歯科衛生活動に格別のご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
「COVID-19」このワードは、世界史及び日本史の一項目として永遠に刻み込まれることでしょう。令和元年暮れに中国・武漢で発生した「新型コロナウイルス感染症」は、世界中を渦に巻き込み瞬く間に大多数の感染者数及び多くの死者を出し、脅威のウイルス感染症となりました。 日本全国の歯科医師及び歯科医師会も大きな影響を受け、感染症対策にあらゆる手段を捻出され、対応に追われ大混乱を招きました。令和3年頃にはようやく感染対策も浸透し、徐々に安定した歯科保健活動も遂行されて来ました。しかしながら、新生活様式による幾多の弊害も表面化しており、児童虐待やネグレクト等の多くの事例が表面化しました。令和5年5月8日よりCOVIDー19の対応が2類から5類感染症への移行後の学校における対応策も変更となり、学校保健安全法施行規則の一部改正の通知も出されましたが、現在でもオミクロン株感染が浸透しており、我々医療従事者として安全対策を講じなければならず、残念ながら終息の道は、まだまだ見えないようです。 練馬区学校歯科医会は、昭和30年に練馬区歯科医師会から独立し、正式に発足致しました。「むし歯半減運動五カ年計画」が設立され、多くの学校歯科保健活動の事業が遂行されました。練馬区学校歯科医会は、児童生徒の健康づくり事業に発展と充実に尽力を注ぎ、令和2年までの65年間の変遷を「練馬区学校歯科医会65年記録誌」として編纂する事が出来ました。この記録誌は、先輩諸氏の熱意と努力の足跡であり、今後も私たちは、練馬区学校歯科会の伝統を継承してゆきたいと祈念いたしております。今後も練馬区学校歯科医会は、練馬区歯科医師会および練馬区歯科医師連盟と共に練馬区児童生徒のために歯科保健活動の健康維持充実のために邁進してゆきたいと思います。
練馬区学校歯科医会会長 草柳英二
〒176-0012
東京都練馬区豊玉北6−5−13
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